アツバキミガヨラン(Yucca gloriosa)は、北米原産の常緑低木で、剣のような厚い葉と豪華な白い花を咲かせるユッカの仲間です。丈夫で育てやすく、日本では庭木や景観植物として広く利用されています。

基本情報

  • 学名:Yucca gloriosa
  • 和名:アツバキミガヨラン(厚葉君が代蘭)
  • 別名:アメリカキミガヨラン、ユッカラン
  • 科属:キジカクシ科(旧リュウゼツラン科)ユッカ属
  • 原産地:北アメリカ南東部(ノースカロライナ〜フロリダなど沿岸砂地)
  • 樹高:1〜3m
  • 葉:長さ60〜80cm、厚くて硬い剣状、先端は鋭い棘状

花の特徴

  • 開花期:春(5〜6月)、秋(10〜11月)
  • 花序:高さ1〜2mの円錐花序を直立させ、多数の花を咲かせる
  • 花:直径5〜10cmほどの鐘形、白〜乳白色で時に緑や紫を帯びる
  • 特徴:雄しべと雌しべが離れているため、ユッカ蛾による受粉が必須。日本にはユッカ蛾がいないため自然状態では結実しない