チャノキ(茶の木)は、日本茶や紅茶・烏龍茶など世界中の「お茶」の原料となる植物で、ツバキ科ツバキ属の常緑低木です。
基本情報
- 学名:Camellia sinensis
- 和名:チャノキ(茶の木)、茶樹
- 英名:Tea plant
- 科属:ツバキ科・ツバキ属
- 原産地:中国南西部〜インド、ベトナムなどアジアの暖帯地域
- 樹高:栽培では1〜2m程度に刈り込むが、野生では5〜10m以上になる
花と葉の特徴
- 葉:長さ5〜9cmの楕円形、濃緑色で光沢があり、縁に鋸歯がある
- 花:10〜12月頃に白い花を咲かせる。直径2〜3cm、黄色い雄しべが目立つ
- 果実:翌年秋に熟す蒴果で、茶褐色の種子を含む
利用と文化
- 葉を加工して煎茶・ほうじ茶・紅茶・烏龍茶などに利用。加工法や発酵度合いで種類が変わる
- 新芽は食用にもでき、天ぷらやおひたしにされることもある
- 日本では奈良時代に薬用として渡来し、鎌倉時代に栽培が広まり、茶道文化の発展につながった


