抹茶は、まず「碾茶(てんちゃ)」という茶葉を作り、それを石臼で挽いて粉にします

① 摘採(茶摘み)

  • 摘採20日前から覆いをかける(旨味と覆い香)
  • 立夏(毎年5月5日頃)に新芽を摘み取る

② 蒸す(蒸熱)

  • 摘んだ茶葉を 高温で蒸して酸化酵素を止める。
    (ちなみに、発酵の度合いによって、緑茶、ウーロン茶、紅茶になる。抹茶・緑茶は不発酵茶)
  • これにより鮮やかな緑色が保たれる。
  • 蒸し時間は煎茶より短く、約20秒ほど。

③ 冷却(攪拌・冷却)

  • 蒸した茶葉を風で吹き上げて急冷する。
  • 色や香りを損なわないための重要工程。

④ 乾燥(荒乾燥 → 本乾燥)

  • 熱風で乾燥させ、茶葉をパリッとした状態にする。
  • この段階の茶葉を 荒茶(碾茶荒茶) と呼ぶ。

⑤ 茎・葉脈を取り除く(つる切り)

  • 茎や葉脈は水分が多く残るため、葉の部分だけを選り分ける。
  • これが「碾茶(てんちゃ)」。

⑥ 再乾燥・選別

  • 風力選別や色選別などで均質な碾茶に仕上げる。

⑦ 石臼で挽く(抹茶になる瞬間)

  • 温度・湿度を管理した部屋で、茶臼が24時間稼働し、数ミクロンの粉に挽かれる。
  • 高級抹茶は、1台の石臼で1時間に約40gしか作れない。
    → これが抹茶が高価な理由のひとつ。
  • 古来は、茶壷に詰めて保存された。熟成ののち半年後に壺の封を切り、茶臼で挽いた。

⑧ 包装・出荷

  • 最終検査を経て、鮮度を保ったまま出荷される。