尾﨑神社は、加賀藩四代藩主前田光高公が東照大権現(徳川家康)を祀るために創建されました。創建当初は「金沢東照宮」と呼ばれ、金沢城北の丸にありました。明治時代に現在地へ移転し、社名を「尾﨑神社」に改称されました。
光高の母は徳川2代将軍秀忠の娘・珠姫で、徳川家康は光高の曾祖父にあたります。加賀藩の歴史と徳川家とのつながりを感じられる貴重な場所で、国の重要文化財にも指定されています。
なお、尾﨑神社の名前の由来は、かつて建立された場所である金沢城の北の丸(城の最も端の部分)が、小立野台地の先端にあたり、まるで動物の「尾の先」に見える地形だったことから、「尾﨑(尾崎)」という名前が付けられたと伝えられているようです。神社の名前の由来として、地形そのものを直接名称に反映するケースは少数派らしいです。
基本情報
- 所在地:石川県金沢市丸の内5-5
- 創建:1643年(寛永20年)、加賀藩4代藩主・前田光高によって建立
- アクセス:バス停「武蔵ヶ辻・近江町市場」から徒歩約5〜10分
- 拝観料:無料
ご祭神
- 天照大神(あまてらすおおみかみ)
- 東照大権現(徳川家康)
- 前田利常公(加賀藩3代藩主)
- 大國主大神(おおくにぬしのおおかみ)
ご利益(神徳)
- 健康運
- 立身出世
- 満願成就
- 金運

