八幡鶴子まんじゅうは、青森県八戸市の櫛引八幡宮(くしひきはちまんぐう)西参道にある老舗和菓子店「萬榮堂(ばんえいどう)」が製造・販売する、由緒ある銘菓です。その名に込められた物語性、形状、味わい、そして地域との結びつきが魅力です。

「鶴子」という名は、創業者が櫛引八幡宮に祈願した際、夢に舞い降りた一羽の鶴にちなんで命名されたと伝えられています。

鶴は吉祥の象徴であり、八幡宮の神聖さと結びついた命名は、まんじゅうに霊的・祝福的な意味を添えています。

まんじゅうには白い粉(落雁子)がたくさんついていて、こぼさず食べるのは困難です(笑)。「粉を散らかしながら食べるもの」と言われるほどのもののようです。