笹屋伊織の「どら焼き」は、和菓子好きの間では“月に3日しか買えない幻のどら焼き”として知られる、極めて特別な存在です。弘法大師の月命日「弘法さん」(21日)に合わせ、毎月20・21・22日のみ販売されます。皮はもっちりとした独特の薄皮で、層が重なることでしっとり感があります。
✦ 江戸時代末期に誕生した特別な菓子
- 五代目当主・笹屋伊兵衛が、京都・東寺の僧侶から「副食になる菓子を作ってほしい」と依頼されて考案。
- 寺には鉄板がなかったため、銅鑼(どら)を熱して生地を焼いたことが名前の由来。
✦ 円柱状の“棹菓子”スタイル
- 生地を鉄板に流し、棒状のこし餡を転がすように包む独特の製法。
- その結果、年輪のような層が巻かれた円柱形になる。
✦ 包装と食べ方
- 抗菌作用のある竹皮で包まれており、昔ながらの保存性を備える。
- 竹皮ごと輪切りにして食べるのが正式な作法。
- 手を汚さずに食べられるよう、お坊さんの生活に合わせて工夫されたもの。

